説明
手ぬぐい「月に秋草図」 四季
秋の夜空に浮かぶ月と秋草。静寂で美しいお月見の情景…秋景色を描いた手拭いです。万葉集で山上憶良が詠んだ歌に因み、現在でも「秋の七草」として親しまれている尾花(ススキ)、桔梗、藤袴(フジバカマ)が中秋の名月に彩りを添えています。黄金色の月や秋草は注染ならではのぼかしの技法により、奥ゆかしい色合いでありながら存在感が感じられます。雨が降ってもお月見手拭いを飾れば室内でも中秋の名月を楽しめます。
1年で月が1番美しいと言われている十五夜。平安時代に貴族の間で行われていたお月見が風習として庶民に伝わったのは江戸時代。収穫物の豊作を喜び感謝するために、縁先に秋の七草・ススキや収穫した農作物をお供えしました。薄の稲穂には魔除けの力があり、収穫物を災いから守るという意味が込められています。中秋の名月にお供え物をすれば、幸せと健康のご利益があると言い伝えられています。
額やフレームで部屋に飾れば秋のインテリアに。残暑見舞いや敬老の日など秋の贈り物や誕生日プレゼントにもおすすめ。また、日本の伝統工芸品「手拭」は外国の方へのギフトやおみやげにも喜ばれます。
サイズ:35×90cm
綿100% 日本製
Tenugui “Moon and Autumn Flowers”
The moon in the autumn night sky and autumn flowers. This tenugui depicts a tranquil and beautiful scene of an autumn night. From a poem written by Yamanoue Okura in the Manyoshu (Japan’s oldest anthology of poetry compiled from the latter half of the 7th century to the 8th century), silver grass, bellflower, and fujibakama, which are popularly known as the “seven plants of autumn” even today, add even more beauty to the autumn moonlit night.
The golden moon and autumn flowers are dyed with the blur technique of Chusen dyeing, giving an impression of depth and presence.
Please enjoy the long autumn nights by displaying this tenugui as an interior decoration.
Size:35×90cm
100% Cotton Made in Japan