【新作】手ぬぐい「麻布十番馬場」が染め上がりました
当店「麻布十番 麻の葉」がある東京の麻布十番にゆかりのある手ぬぐいが新作として染め上がりました。
手ぬぐい「麻布十番馬場」 1,100円
宮廷画家・田中有美の木版画を手ぬぐいに再現
江戸から明治にかけて活躍した日本画家の田中有美が彫った木版画「麻布十番馬場」をもとに絵てぬぐいに染め上げました。田中有美は、明治から昭和初期にかけて活躍し宮廷画家として皇室に関わる作品を数多く残しました。
麻布十番が江戸時代から続く歴史の中にあり、当時の生き生きとした暮らしの情景が描かれています。
手ぬぐいが語る、麻布十番の歴史
現在の港区麻布十番1丁目~東麻布3丁目辺には、江戸時代に「馬場」があり、当時その周辺の里俗の名称から「十番馬場」と名付けられました。
十番馬場では年に3回「市」がたち、仙台駒が取引されたそうです。この馬場では乗馬用の「袴」が考案され、やがてその袴は「仙台袴」と呼ばれる現在の男袴の原型となります。
十番馬場の周囲には馬喰などが住んでいましたが、享保十四年に幕府の許しを得て「十番馬場町」が起立します。
十番馬場町はその後140年続いた後の明治2年、麻布区麻布新網町に編入され麻布十番を冠した町名は消滅しましたが、昭和37年に住居表示変更により再び麻布十番を冠した町名が復活し、現在に至ります。
「手捺染」で染め上げられた手ぬぐい
手捺染という技法で職人が丁寧に染め上げました。木版画の彫り方など細部の表現にこだわり、手捺染ならではの技術で手ぬぐいに再現しました。手ぬぐいから伝わる木綿の優しい温もりも魅力です。
麻布十番や東京のお土産におすすめ
江戸時代の町並みや人々の様子が描かれた手ぬぐいは、歴史がお好きな方や外国の方へのプレゼントにもおすすめです。また、麻布十番や東京のお土産としても喜ばれます。ぜひお手に取っていただければ幸いです。