麻の葉の注染手ぬぐいは「伊勢型紙」を使って染められています。

8世紀ごろを起源とする伊勢型紙は、三重県の地場産業として、現代でも伝統を受け継いだ職人が制作しています。そんな三重県との深いご縁もあり、麻布十番 麻の葉では「三重の応援店舗」として、三重県指定伝統工芸品・松阪もめんを展示販売しています。

三重県指定伝統工芸品・松阪もめんの魅力

松阪もめんの魅力は、何といってもその美しい藍色と縞文様です。天然藍の先染め糸で織っていくことで、粋な縞文様が紡がれていきます。

倹約令下の江戸時代、「少しでもおしゃれを楽しみたい！」という庶民の間で、粋な松阪もめんの縞文様が大流行しました。松阪もめんで作った着物を着ることは、ちょっとしたステータスだったそうです。お伊勢参りのお土産では、「松阪もめん」をリクエストされることもあったとか。

そんな江戸時代の庶民にとっての「おしゃれのステータス」であった松阪もめんの松阪縞は、見本帳が受け継がれ、現代でもバリエーション豊かな縞文様が表されています。

洗うほどに色が冴え、日本人の肌の色によく映える松阪の本藍と粋な縞。手に取ると、江戸時代の人々の心を掴んだその魅力が伝わってきます。

麻布十番麻の葉では、松坂もめんを使った「ハンカチ」「がま口」「原反生地」「コースター」など、松阪もめん和雑貨を展示販売しています。ぜひ店頭で、松坂もめんの魅力をご堪能ください。

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