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判じ絵手ぬぐい「良き事聞く」

江戸時代の謎解き?判じ物手ぬぐい

判じ物とは、絵や文字であらわした謎解きのこと。平安時代から見られたようですが、江戸時代に浮世絵に描かれたことで広まり庶民の間に流行しました。歌舞伎の役者文様も判じ物のひとつです。

 

今回は、ユーモアと江戸の粋、縁起の良い意味が込められた判じ物の手ぬぐいをクイズ形式でご紹介します。

斧と琴柱と菊の花?

判じ絵手ぬぐい「良き事聞く」

「斧(小型のおの)」「琴柱」「菊」を表した判じ絵です。さて何と読むでしょうか?

判じ絵手ぬぐい「良き事聞く」

正解は「良き事聞く(よきこときく)」と読みます。

判じ絵手ぬぐい「良き事聞く」

判じ物手ぬぐい「良き事聞く」1,100円(税込)

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江戸時代の歌舞伎役者・三代目尾上菊五郎が考案した文様です。六代目のときに「羽根のかむろ」の衣裳に使い人気が出ました。

「斧(小型のおの)」「琴柱」「菊」で「良き事聞く」と読ませる判じ物です。

「良い知らせがある」という縁起の良い意味が込められています。

キと呂と格子文様?

判じ絵手ぬぐい「菊五郎格子」

格子に囲まれたカタカナの「キ」に「呂」。さて何と読むでしょうか?

判じ絵手ぬぐい「菊五郎格子」

正解は「菊五郎格子」と読みます。

判じ絵手ぬぐい「菊五郎格子」

判じ物手ぬぐい「菊五郎格子」1,100円(税込)

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江戸時代の歌舞伎役者・三代目尾上菊五郎が「いがみの権太」を演じたとき衣裳に用いたことで流行した文様です
四本の縞と五本の縞の格子の間に「キ」と「呂」の文字を交互に置き、五本の縞を「五(ゴ)」、四本の縞と五本の縞を合わせて「九(ク)」で「菊五郎(キクゴロウ)」と読ませます。

鎌+〇+ぬ?

判じ絵手ぬぐい「かまわぬ」

「鎌」と「〇」と「ぬ」?さて何と読むでしょうか?

判じ絵手ぬぐい「かまわぬ」

正解は「かまわぬ」と読みます。

判じ物手ぬぐい「かまわぬ」

判じ物手ぬぐい「かまわぬ」1,100円(税込)

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「鎌」「○(輪)」「ぬ」で「かまわぬ」と読ませる判じ物です。

江戸時代の歌舞伎役者・七代目市川団十郎が、『累』の与右衛門を演じたとき衣裳に用いたことで流行した、江戸の遊び心溢れる粋な文様です。

与右衛門の勇壮な姿からもうかがえる「細かい物事にこだわらず、弱きを助ける」という江戸の町人の心意気を表しているとされています。

六本の縞の格子文様に中+ら?

判じ絵手ぬぐい「中村格子」

六本の縞の格子に「中」と「ら」。さて何と読むでしょうか?

正解は「中村格子」と読みます。

判じ物手ぬぐい「中村格子」

判じ物手ぬぐい「中村格子」1,320円(税込)

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2005年(平成17年)3月の十八代目中村勘三郎の襲名を祝って発表した歌舞伎手ぬぐいです。中村格子に替紋でもある丸に舞鶴、おめでたい鶴と朝暘を描きました。

六本縞の格子の中に「中」と「ら」の文字を入れて「中むら」と読ませる判じ物の粋な図柄です。

判じ物には謎解きというユーモアだけではな縁起の良い意味が込められているというのが江戸文化らしいですね。判じ物のてぬぐいをハンカチやタオルの代わりとして日常で使ったり、絵柄に込められた吉祥の願いを込めてプレゼントするのも素敵です。手ぬぐいが伝える日本の文化をぜひお楽しみください。