フェリス女学院大学コラボ手ぬぐい「百人一首」が誕生しました
フェリス女学院大学様のプロジェクト演習のテーマである「若者による文化の創造と発信」の一環として、百人一首の手ぬぐいの共同開発に取り組み誕生しました。
手ぬぐいと百人一首、日本文化のコラボレーション
手ぬぐいと鎌倉時代に誕生した百人一首の和歌という日本文化が融合した作品です。日本の四季・春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪が流れるように描かれ、四季に合わせた百人一首の和歌が「かるた札」のかたちで散らされています。
移り行く四季の流れに古典の世界が広がっています。
【手ぬぐいに登場した和歌】
春の句:久方の光のどけきはるの日に しづ心なく花の散るらむ (33番・紀友則)
夏の句:風そよぐならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしるしなりける (98番・藤原家隆)
秋の句:ちはやふる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは (17番・在原業平)
冬の句:かささぎの渡せる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞふけにける (6番・大伴家持)
伝統の技で染め上げられた手ぬぐい
手ぬぐいの制作は、三重県の伊勢型紙の職人と東京下町の注染染めの職人による伝統の技により染め上げました。桜・新緑・霞は、熟練の職人による「注染」ならではのぼかしの技で表現し、流れるような季節の移り変わりが感じられます。
手ぬぐい生地から伝わる、手作りならではの優しい温もりと晒し木綿の柔らかい肌触りも魅力です。
暮らしの中で楽しむ日本文化
手ぬぐいに繰り広げられる百人一首の世界を、暮らしの中で身近に感じ、日本の伝統文化の再発見 のきっかけになることを願って誕生した作品です。ぜひお手に取っていただければ幸いです。